
こんな方におすすめ
- 東京改造計画の内容を知りたい!
今や日本を代表するインフルエンサーであるホリエモン。
今から15年ほど前に一度政界進出を目論み選挙戦に出たことがありましたね。
15年の時を経て、東京都知事選に出馬か!?とも感じてしまう著書『東京改造計画』が出版されたので、早速読んでみました。
目次
東京改造計画の内容紹介!
著者は堀江貴文氏、編集者は箕輪厚介氏という最強タッグ
本書は幻冬社とNewsPicksの共同プロジェクト「NewsPicksアカデミア」の書籍レーベル「NewsPicks Book」の作品として出版されています。
編集者としては幻冬社のヒットメーカーである箕輪厚介さんが担当者の一人として参加しています。
東京改造計画の37項目
さっそく東京改造計画の中で提言されている37項目をみていきましょう。
東京改造計画37項目
- 本当の渋滞ゼロ
- ETCゲートをなくす
- パーソナル・モビリティ推進都市に
- 満員電車は高くする
- 切符も改札機もなくす
- 現金使用禁止令
- 東京メトロと都営地下鉄を合併・民営化する
- Uber解禁
- 東京の空が空いている
- 江戸城再建
- VRのインフラを整える
- 足立区は「日本のブルックリン」に生まれ変わる
- 築地・豊洲市場改革案
- オリンピックはリモート競技に
- オンライン授業推進
- 紙の教科書廃止
- 学校解体で子供の才能を解放する
- 「正解」を教えない教育
- 大麻解禁
- 低容量ピルで女性の働き方改革
- 健康寿命世界一
- 「ジジ活」「ババ活」で出会い応援
- 東京のダイバーシティ
- ストップ・インフォデミック
- 経済活動を再開せよ
- 今こそネット選挙を導入せよ
- QRコードで投票できる
- 記者会見なんてオンラインで開けばいい
- 都職員の9割テレワーク化
- 都職員の英語公用語化
- 東京都のオール民営化
- 「妖精さん」のリストラ計画
- 遊び場を増やす
- 限りなく生活コストを下げる
- 人生100年時代のコミュニティ
- 都民限定の無料オンラインサロン
37項目の内容一部紹介
ここからは僕が東京改造計画を読む中で気に入った内容を一部引用していきます。
ウィズコロナの時代のキーワードは「3S」だ。「スピード」「スマート」「スモール」。オンラインでできるところはすべてオンラインにする。無駄な接触や移動をなくす。無駄な作業、無駄な人員をなくし、組織を小さくする。
ウィズコロナの時代のキーワードは3S。小さなチームで効率的にスピード感をもってプロジェクトを推進する。
僕の大好きな作家である瀧本哲史さんの著書『僕は君たちに武器をおくりたい』の中で語られていた『ゲリラ戦を展開する』ことに近く、無駄を徹底的に省いていく必要のあるウィズコロナの時代にこそ有効な戦い方なのかなぁと思います。
「右へならえ」の軍隊指揮教育は高度経済成長時の日本にはずいぶんと貢献した。決まり切ったことをひたすらがんばれば結果が出た時代には、余計なことを考えずに「右へならえ」をする人間が優秀とされたのだ。
しかし今、時代は大きく変わっている。
スマホ1台で世界が一変するような変化の速い時代において、「右へならえ」をする人間では対応できない。さらに言うと「右へならえ」をする人間はもはやロボットに代替される。
ホリエモンの本はたくさん読んでいますが、あらゆる本でこの主張は一貫していますね。
ホント、手を替え品を替えて『右へならえ』的な教育や仕事に対する批判を展開していてそろそろ読者にも伝わっただろうとは思うんですが。
何度も読んでしまう自分もいます。笑
僕の東京都への提言、「東京改造計画」の本丸を語りたい。
僕は東京を世界一の「暇つぶし都市」にしたいのだ。
世のサラリーマンは暇人だ。おそらく半分くらいで十分だ。
「Zoom」で会議を開いているのに、一人だけ全く発言しない人間がいる。そういう人は、そもそも「Zoom」のバーチャル会議にすら呼ばれなくなったりする。テレワークではアウトプットでしか評価のしようがないから頑張っているフリをしても一切意味をなさない。
しかし、これはポジティブなことだ。
世界中のホワイトカラーはもはや無駄な仕事はしなくていい。誰でもできる無駄な仕事はAIがやる。人間は暇になって当たり前なのだ。労働はもはやオワコンになり、遊びの時代が来る。好きなことだけやって生きていこう。
遊びの時代が来るほどAIが全ての仕事を代替できるとは素人感覚ですが思っていません。
しかしテレワークの時代に評価されるのはアウトプットのみであることには共感。のんびり生きたいサラリーマンにとってウィズコロナは厳しい時代になりそうですね…。
東京改造計画を読んだ感想
ホリエモンほど『東京を変えたい!』と熱意を持っている人はいるのか?
本の内容というよりも、ホリエモンほど東京のあるべき姿について熱意を持って具体化している人はいないと思いました。
政治家はあくまで仕事の一種。政治家は選挙で当選するために支持層から反対されることはしない。その結果生まれたのが平成の失われた30年。その結果が小池都知事がマニュフェストとして掲げた「7つのゼロ」が一切実現されないという結果。
ホリエモンならマニュフェストを実現してくれるのでは?と思わずにはいられない一冊でした。
ちなみに僕は愛知県民なんですけどね。笑
ホリエモンらしい斬新な発想がワクワクする
東京改造計画を読んで、一見暴論に聞こえる提言が多いけれども多くの情報やデータにもとづいており、斬新な発想や実現したらワクワクするような内容が多いなぁという印象を持ちました。
例えば満員電車を解決するには満員電車の料金を高くすればいいという4項目の提言。
確かに社員の交通費を支給する企業にとっては経費削減のためにテレワークなどの働き方改革を推進するだろうと思います。ホリエモンらしい斬新な発想。
それから、低容量ピルで女性の働き方改革という21項目目。
女性の社会進出を爆発的に促進するためには低容量ピルで解決できるという提言だけれど、日本におけるピルの普及率が先進国の中で最低レベルであることや一般社団法人・予防医療普及協会の活動の中での話から思いついたことなど説得力のある内容でした。
政治家がこんな発言をしたらフェミニストからのバッシングでなかなか実現できなさそうですよね。
ちょっと微妙かな・・思うような項目も
一方で個人的には微妙だなぁと思う提言もありました。
例えば『オリンピックはリモート競技に』という15項目目の提言。
これはちょっと微妙かなと思いました。確かにパブリックビューイングで小規模な単位でお客さんが集まって盛り上がるスタイルに完全移行することはありうるかもしれない。
ただ会場の臨場感のようなものがなくて選手のモチベーションは上がらないだろうなぁと。
東京改造計画はkindleで読める!
東京改造計画はKindledで読むことができます。
紙の教科書は廃止!が提言されている本書こそ、電子書籍で読むべきではないでしょうか?
Kindleは専用アプリをインストールすればスマホやタブレットでも利用可能なので非常におすすめです。
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